急患診療所
総合保健センター1階に市が開設した弘前市急患診療所において、内科・小児科の一次救急患者に対応する応急診療を実施。医師会員が輪番制で日曜日・祝日・年末年始の日中診療及び毎日の夜間診療受付を行っている。休日在宅診療として日曜・年始に当番医を決め、耳鼻科、眼科医がその診療所で一次急患者の診療に対応している。(耳鼻科、眼科は隔週毎)
健診センター検診課
総合保健センターが設置されて間もなく、弘前市より集団基本健診の委託があり、その後胃検診・肺癌検診・大腸癌検診・国保ドック・教職員の胃検診・児童生徒の心臓検診などを委託した。県保健課からも健康保険対象者及び配偶者の成人病検診・ドック、検診の委託を受け、更に地元事業所より各種集団検診を受託実施している。医師会では、これまで市保健センターの施設を使用してこれら検診事業を行ってきたが、その集団検診数や検診科目の増加に対応する専門の施設設備の要望が出されて、市の助成が決定となり平成8年度11月その完成を見て、新施設で検診事業が行われている。職員体制は放射線技師、看護婦等14名を配置している。
健診センター検査課
医師会検査部は医師会医療機関の患者検体検査を共同で行う施設として昭和42年9月に代官町の旧医師会館敷地内で発足した。昭和61年12月総合保健センター建設に伴い、ここに移転し3階部分の床面積797平方メートル(241坪)に最新の検査機器と検査技師等職員28名を配置し、コンピューターシステムを整備して検査結果を迅速正確にデータ収録を行い、更に これを利用医療機関の大半に「ドクター支援パソコンシステム」で送信をし、医師の診断の支援を行っている。
看護専門学校
准看護学科:昭和34年4月に開学した。午前中は医療機関に勤務しながら午後は学校で2年間勉学する「働きながら勉学し准看護師の資格を取る」学校として、医師会が運営している。定員は160名(1学年80名)で、これまでに卒業生を3,317名(平成21年度)を送り出している。卒業生は、弘前市を中心とした診療所や中小病院で活躍している。看護学科:昭和44年9月に開学した。准看護師の資格を持った方が、日中は医療機関に勤務しながら夜間は学校で3年間勉学し、国家試験を受けて看護師の資格を取る学校である。定員は120名(1学年40名)で、これまでに1,199名(平成21年度)の卒業生を出しており、主にこの地方の中堅看護要員として活躍している。
予防接種
集団接種:乳幼児に対しポリオ・ツベルクリン・BCG・二種混合などの予防接種を集団で医師会員が学校等に出向いて行う。個別接種:乳幼児に対し市内医師会員医療機関で三種混合・二種混合・麻疹・風疹などの個別接種を行っている。
救急蘇生活動
弘前大学医学部麻酔科教室の応援を得て、医療機関において急変した患者の救急蘇生に麻酔科医師の派遣が得られるシステムが構築されてある。
総合保健センター施設管理
総合保健センターが建設以来、市から市の所有する部分の施設の管理事務を委託され、医師会の所有する部分とを一体として管理することとなり、清掃、ボイラー冷房管理、警備、その他各種の施設管理を行っている。
弘前・黒石地域産業保健センター
労働省の委託を受け弘前・黒石地域産業保健センターを医師会館内に設置し、その相談窓口を4階弘前市医師会サロンに設け医師会員産業医が相談員として毎週金曜日夕方より、事業所の環境管理・健康管理・従業員の健康相談等の相談を受けている。 詳しくはこちらのサイトへ
大型災害時医療班出動
医師会は弘前市及び岩木町、相馬村、西目屋村の周辺町村と大型災害時における医療班出動について協定を結び、医師会では管内を三地区に分け医療班編成を行い、災害の規模に応じた医療班出動に備えている。市が行う総合防災訓練や「救急の日」防災訓練、高速道坂梨トンネルの防災訓練等に医師会医療班が出動、非常事態に備える訓練を行っている。
市民の健康教育活動
市と共催の健康教室を年4回、その他の健康教室13回を開催した外、毎年保健センターで行う「健康まつり」には市と共催で、シンポジウム、無料検診(胃癌・肺癌・大腸癌)、検査(貧血・尿)や医療相談等を行っている。
学校保健活動
医師会員74名(平成9年度)が学校医として市立幼稚園・小学校・中学校の学校保健活動に当たっている。
学術講演会及び看護要員等の卒後教育講座
医師の生涯教育講座として6回看護要員等の卒後教育講座として3回
特定機能病院医療連携推進事業
厚生省のモデル地域医療活動として弘前市医師会は平成8年度から特定機能病院医療連携事業を県医師会から委託を受けた。この事業は、地域医療機関が特定機能病院である弘前大学医学部附属病院の高度医療施設をどのように効率的に利用するか、これを県内医療機関や市民にも周知させる色々の事業を行っている。